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KazのNY庭生活、第二章 のんびり更新中です。^^
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2006年 04月 28日
窯から出したばかりの ジェーンの器…
触れたのは まだジェーンだけの産まれたばかりの器です。 土、水、火… 必要な材料はそんなシンプルなもの。 作ろうという人間の意志と手を通して初めて形というものになり、魂が吹き込まれます。 ジェーンの器作りを見ていると 彼女の器たちは 「産まれてきた」んだねって 思えるのです。 成形され、釉薬がかけられ、模様がほどこされ、窯に詰められて… 彼女、ご主人、数人のボランティアが 一本一本薪をくべながら、火が絶えることのないようにと夜通しの作業で何時間も何時間も見守り、焼かれます。 もちろん 一番最初に 彼女がもっとも大切にしている 「毎日使える 使いやすい器」になるように という彼女の想いが込められて… 技術と、想いが心地よいハーモニーを奏でる ジェーンの器は本当に食べ物をとても美味しく見せてくれる器です。 一緒に暮らすのが 本当に楽しい器です。 窯から出す作品を時には厳しく、けれどいつも いとおしそうに眺めながら 一つ一つ取り出してゆきます。 そんな風に何度も何度も ジェーンの手を通して 彼女の器が産まれます。 それがジェーンの器作り… そんな彼女が 長年の願いが叶って 日本へ陶芸旅行へ出かけます。 しかもただの旅行ではなく、益子に17人の陶芸家が世界各国から集まり、一緒に作陶をするというイベントに招待されて出かけます! 初めての日本行きが彼女の器の原点とも言える 民芸運動の発祥地、益子であるというだけでも嬉しいのに、そこで作陶をし、講演をし、展示もするという大イベント!! いつの日か、彼女の器が日本に行き着いたら嬉しいなあと いつも思っていた私は彼女の来日が、とにかく嬉しくて仕方がないのです。(笑) 同じ様な熱い陶芸への想いを抱いて 作陶している陶芸家さんたちとの交流は もちろんのこと、日本の文化やそこに住む人に出会う この機会が彼女にとって大切な財産になることは 間違いありません。^^ 言葉が出来ない所へ行くことに不安を感じるの…と少々心細そうなので 緊急日本語レッスンもしています。(笑) 彼女が一番先に覚えたのは 「スミマセン ワタシハ ニホンゴガ ハナセマセン」でした。 (笑) だから、ニホンゴが 話せなくて困っている彼女をどこぞで見かけたら、どうか手をさしのべてあげてください。(笑) 日本という所が、陶芸をはじめとする素晴らしい文化を持った国であるということ以上に、優しい心を持った素晴らしい人の沢山住む国である… という思い出の残る、 輝くような体験を沢山ジェーンにしてきて欲しいなと思うのです… だから日本の皆様、 ジェーンのことを どうぞ宜しくお願いいたします。(笑) 益子国際陶芸祭サイトは コチラから とってもステキなイベントのようです。 機会があったらぜひ 行ってみてください ^^
by kazgarden2
| 2006-04-28 08:16
| あれこれ
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