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KazのNY庭生活、第二章 のんびり更新中です。^^
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2013年 04月 28日
バラ姫さま、ご機嫌はいかがですか?
私はいつもバラと会話をしています。 まずは剪定をする時に... 姫君たちがどんな風に育ちたがっているのかを見定めながらの作業ですが、主導権はどうしてもハサミを持っている私にあるのですから(笑) なんだかとても責任を感じる作業です。 「 (あなたたちは) どういう風になりたいのかしら...」 と、 「 (私は) どういう未来を創りたいのかしら... 」 が 変わりばんこに 頭の中をぐるぐる... 寒い冬を乗り越えた枝たちを見ていると、切り落とすのが本当にためらわれるのです。 作業中こんな風に可愛い芽と目があうたびに、 う~ん 大変! でも心を鬼にして 必要であればエイッと切り落とします。 結果的には、 いさぎよい剪定の方がバラのために良いのですが... 頭で解っていても、気持ち的にはやっぱり難しい。 目の前のことに目を向けるのは大事... でも 良い未来を創るには、未来へと目を向けようとすることが必要... と、いつも庭に諭されます。 未来へ... 未来へ... と、つぶやきながら... 今年は随分思い切った大きな剪定をした部分が沢山あります。 ここに 「部分」が くっついているのは、そうでない部分もあるからです。 (笑) 未来を良くすることはもちろん大切だけれど... 私は 「今を楽しむ」 ということも同じくらいに大切だと思っているのです。(笑) だから、私はどうがんばっても今と未来が同時進行の剪定スタイルになるみたいで。 (その比率は毎年ちょっとだけ変化しているつもりだけれど。笑) 今年はその剪定を、結構タイムリーに終えてホッとしていたのですが... 次のお仕事が遅れに遅れてしまいました。 土の補充です。 土がフカフカと軟らかくなるように、落葉や芝生をためて作ったコンポストを掘り起こして足し 根を強くする要素、葉を出すための要素、 花を咲かせる要素、 栄養補給がしやすくなる要素... などなどを補充する作業なのですが、春の大掛かりな補充のタイミングは本当は葉が出る前がベスト... 根が張り出す前に深く土を掘って、新しい土を入れるためには 葉がついていない時が一番良いのですが... 今年はどうしても予定があわなくて間に合いませんでした。 「ごめんね... どうしよう...」 と、バラさんたちに謝りながら... 急ピッチで作業をしはじめました。 姫君たちは気温に大変正直なお方たちなので、 こんな風にズンズンと進化... ガーデナーは気が気ではありません。 毎日ハラハラしながら過ごしていたのです。 が、(笑) 作業をしはじめてみたら... 私、自分が思っているより肝が据わっているかも... と言うよりも、 「そんなに慌てなくても私達は大丈夫ですよ... 」 と、 バラが言っているように思えたのです。 あ、そうか私は姫君たちの強さを信じているから... だから大丈夫。 そんな風に思えて、作業もズンズンとはかどりました。(笑) 「自分の庭というものは良いとか悪いとかじゃなくて、、自分が気持ちよければそれが一番いい...」 と、私の大好きなある園芸家がおっしゃっていたのですが ああ そうだよね~... と、 この部分心底同感してしまいました。(笑) あらら剪定を含め、タイムリーに作業が出来なかったり、野菜とバラが同居だったり、私の庭は全くのナンセンスな部分が沢山なのですが... どんな風にお付き合いをして、どんな風に変化してゆくか... それが ガーデナーと庭との会話。 ちょっと開き直りのようでもあるけれど(笑) 自分と、自分の家族が気持ちよければそれが一番いい庭の形... と、いうのがずっと以前から私の求める理想の庭であるように思います。 それより何より、春の喜びに溢れて気持ち良さそうな庭にいると... 庭自身が楽しいんだな~という感じで... ^^ 難しいことはどうでもよくなってしまうというのが本当なのだけれど。(笑) これこそ 庭の魔法... かな。 さあ、今年はどんな展開になるかしら... と、この小さな物語にワクワクしながら 庭での一時です。 さて、 この作業もあと残り半分。 気合いを入れてがんばりましょう!
by kazgarden2
| 2013-04-28 22:41
| 庭が教えてくれたこと
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